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そんなこんなをやっている間に春で志し、夏で焦りを覚え、秋で少し心に余裕ができ、冬で緊張し、そして受験の日になった。
奏「うわぁ……めっちゃ緊張するわ……。」
郁「大丈夫大丈夫。いっぱい勉強したでしょ?ほら、evenで?」
奏「……〜でさえ。」
煜「正解。お前なら大丈夫。頑張ってこい。」
郁と煜は受験会場にまで着いてきてくれた。
蒼「坊。安心してください。貴方は旦那様と奥様のお子さんです。今までの努力がちゃんと実りますよ。」
蒼太さんの送迎車に一緒に乗って。
蒼太さんまじで大好き。
郁「坊...いや奏斗。」
奏「何?」
何、めっちゃ真剣な顔して何言う気なのさ。
郁「奏斗、受からなかったら煜と2人で学校行かずに通信制に3人で行く気だから。受かって来てね?僕らの将来掛かってるから。」
...はあああ???
奏「絶対受かってきます。だから脅さないで...頼む...」(´;ω;`)
おっそろしい脅しだな?!なんてこと言い出すんだよ!
奏「お前ら2人の将来俺のせいで潰したくないから頑張るよ。だから応援して。」
ほんと頼む...
煜「俺からも頼むわ、奏斗。郁も俺も本気で奏斗が受からなかったら、学校行かず通信制決定だからな?俺らの将来潰したくないなら全力ぶつけてこい。」
奏「郁...煜...お前らどんなけ恐ろしいんだよ...。
でもありがとう。頑張れる気がするよ。」
こいつらの為にも俺は合格しなきゃ...!
蒼「坊。着きましたよ。貴方なら出来ます。完璧じゃなくていいんです。貴方の今までやってきたことの集大成を学園にぶつけてきてください。」
ああ...蒼太さんの後ろに神々しい光が...
これが神...好き...
奏「蒼太さん...。...頑張ります。行ってきます!」
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