134人が本棚に入れています
本棚に追加
「姉さん……」
俺は姉さんの部屋に入ってベッドの上でゲームをしている姉さんに言った。
姉「何?奏斗」
姉さんは俺の方を見て言った。
奏「俺のプリン知らない?冷蔵庫の中に名前書いて入れといたんだけど……。」
姉「あー…………、それって……これ?」
そう言って、姉さんは俺の名前が書いてあったプリンを出した。
空になったプリンのカップを。
奏「……ねーえーさーん?????(💢´˘`)」
******数分後******
姉「ごめんて、奏斗。よく見てなかったの……」
姉さんは俺の前で土下座をしている。
そして俺はソファーの上で胡座をかいている。
なんという絵面だろうか……
...姉さんの部屋のソファーふぁふぁでいいな...
奏「もう知らん。あれ、結構高かったんだけど。」
そう、あれは俺が好きな、町で人気なケーキ屋『Leon』の一日50個限定のプリンなのだ。
1個350円(+税)……
中学2年のお小遣い(2000円)ではキツい方の値段だ。
姉「本当にごめん!明日、買って来るから〜!だから、嫌わないで〜!」
姉さん……泣かないでよ。
許したくなるでしょ……(´・ω・`)
結局、泣き付かれてしまったので許すことにした。
やっぱ、涙には負けるよ……( ´Д`)ハァ...⤵︎ ⤵︎
**********************
姉「あっ。そういえば、奏斗。」
姉さんは漫画を読みながら言った。
奏「何?」
俺も漫画を読みながら答えた。
腐男子になったきっかけは姉さんの漫画が間違えて俺のところに渡ってきた時で確か小6の時の夏休みだったはず。
そんな回想を頭の中で繰り広げていると
姉「高校どうするの?」
爆弾が投下された。
……へ?高校??
奏「高校?まだ決めてないけど……。だって、中2だし」
最初のコメントを投稿しよう!