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姉「なら、あの高校行きなよ。」
と言いながら、姉さんは若干北の方を指さした。
奏「あの高校?どこそこ?」
あの高校?あのっていう名前の高校か?
姉「違う違う!こそあど言葉だから。
ええっと、私立凛薔薇学園高等学部ってとこ。
全寮制の男子校で小等部、中等部、高等部と
あってそこからの繰り上がりが多い、
お金持ちが沢山行くような所謂王道高校ね。
あっちなみに、この学校の偏差値ここら辺で一二を争うくらい頭いいから。」
こそあどか、びっくりしたわwww
……で、ちょっと現実逃避したかったんだけど……
王道学園に俺が行けと?( ˙-˙ )
奏「ちょっと待って、姉さん。俺って金持ちだったっけ?後、俺自分で言うのもなんだけど、
もの凄くバカだよ。行けるわけないじゃん。」
そう、俺は自分で言うのもなんだが
とてもバカだ。
もの凄いバカだ。
どれくらいかというと、3桁の数字同士での足し算の計算ですら危ういくらいやばい。
姉「まず、1つずつ行こう。
まず、金持ちなのかという質問から。
……知らなかったの?私たちの家の会社名、毎日テレビで出るくらいなのに……」
え?そうなの?(´・д・`)
姉「テレビで見た事ない?桜月グループの。」
……あー!あのインテリア雑貨のブランドやら、楽器のブランドやら、服のブランドやらなんやらの系列とかがいっぱいある桜月グループね……。
え?(´・д・`)
奏「そんなに金持ちだったの?俺の家。」
……静寂は嫌いなんだけど……
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