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奏「蒼太さ〜ん、どうしたの……って」
俺は玄関に行った。そこに居たのは……
「「あっ坊じゃーん。あ・そ・ぼ!」」
幼なじみ&親友である双子の柊 郁と
柊 煜だ。
何故か、俺のことを蒼太さんと同じく坊と読んでくる。
奏「双子、俺今日は遊べないって。また、明日な」
そう言って、蒼太さんの方を見ると何故か俺を見てた。
蒼「坊、私の息子達と知り合っていたんですね。」
……?
奏「へ?誰が?」
誰が息子?
蒼「郁と煜ですよ。会っていたんですね。良かったです。」
……………………?????
奏「えっと……蒼太さんの苗字って何でしたっけ?」
蒼「えっ?柊ですけど……。……はっ!もしかして、坊……?」
マジか……
奏「双子、お前ら蒼太さんの息子なのかよ。」
気付けんて……( ´・ω・`)
双子「「坊、美春さんに言われたんだ〜。気づくのおっそーwww」」
美春さんとは、ついさっき話していた姉の名前だ。綺麗な名前とは裏腹な雰囲気だけど……。
あの後、双子は家に上がり込み、リビングのソファーでくつろいでる。
……蒼太さん、青筋立ってます……。
:(´◦ω◦`):ガクブル
奏「蒼太さんの息子か〜。…………?ということはどちらかが姉さんの執事になってどちらかが俺の執事になるの?」
なんかそう考えると面白い。幼なじみが執事なんてwww
双子「「……………。」」
あれ?黙り決めちゃったんだけど、双子。
奏「おーい?双子ぉ?聞いてる?」
双子「「……え……のとな……」」
ボソボソなんか言ってる。
奏「聞こえない、なんて言った?」
突然、双子はバッと顔を上げて
双子「「俺達は、坊にしかついてかないわ!!
バカ!」」
と唾を飛ばしながら言ってきた。
唾飛ばすなよ。汚ねーじゃん。
……ん?待て?
奏「…………俺にしか付かないってことは……」
と蒼太さんを見ながら言うと
蒼「はぁ〜。」
ため息つかれた……。呆れてる?
蒼「坊の執事にこのバカ息子どもがなるということです。まあ、どちらとも執事相応のことはある程度きちんとできますからいいんですけど……。」
マジか……。双子が?俺の?執事?
奏「信じられん。お前らはそれでいいのかよ。」
双子は俺よりも顔が整っているし、モテるから俺に執事としてついてしまった場合、自由が無くなると思う。
それに、幼なじみだから余計に……。
双子「「いや、坊に会ったその日にもう決意してるから。」」
ま?( ☉_☉)
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