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何だかんだで漫画喫茶禁止は数日続いた
外に出ない事にはある意味慣れてるけど暇は暇
けど、言う事をちゃんと聞いてる分朔夜はちゃんと血を飲ませてくれる
「ぅ……」
血を貰ってる最中朔夜が小さな声を出したもんだから咄嗟に口を離した
『何?どーした?』
「ううん大丈夫。ごめん何もないよ」
『……そ。もういいや』
口元を拭いゆっくりと朔夜から離れた
まさかまた……
俺はまた朔夜から血を貰い過ぎてしまったのかも知れない
その証拠に朔夜の顔色がいつもと違う気がする
青白い……
「淋しいな。ねぇ憂?もっとぎゅーってさせてよ」
『は?ヤだよ』
「こんなに近くに居るのに憂に触れられないなんて俺淋しくて死んじゃいそう」
『死ぬのか?』
「え?」
『何かの本で読んだ事がある……うさぎって淋しくなると死ぬんだよな?朔夜もそうなのか?』
「う、うさ……くくくっ……っ」
急に朔夜が手で口元を押さえて笑いを堪えていた
『何笑ってんだ』
「いやっ!憂が余りにも可愛……う、うん。実はそうなんだ。俺は淋しくなると弱ってしまって……憂がキスしてくれたら元気になるかな」
『分かった』
「!」
また朔夜に近付きそのまま触れるだけのキスをした
何となくだけど胸の辺りがソワソワするようなドキドキするような感じがすると言うか
とにかく朔夜には死なれちゃ困る
「待っ……や、待って!そんないきなり……ッ」
『何だよ?朔夜が言ったんだろ?』
「そうだけど俺にも心の準備がね」
『はー?』
「さぁ憂!もう大丈夫!ほらもう一回!」
『ヤダ』
欲求不満過ぎる……
同じベッド
隣ですやすやと気持ち良さそうに眠る憂を見て1人悶々としていた朔夜
こんなに近くに居るのに触れない
触りたい触りたい触りたい触りたい触りたい触りたい
『んん……』
「…………」
憂は凄く敏感だ
ちょっと頬に触れただけで直ぐに声を出す
はぁあぁあああ〜…………もっと触りたい
ち、ちょっとだけなら大丈夫かな
『……う』
細心の注意を払いながらゆっくりと服の中に手を忍ばせると憂が声を出した
ヤ、ヤバイ
徐々にキツくなるズボン
これは収まる気配は無いな
かと言って隣で抜くにはちょっと…………
仕方が無いから浴室へ
全く、こんな時間に一体何をやってるのやら
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