何故か上手くいかない。

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しょ、食堂がわからん……。 キョロキョロ だ、誰かぁ〜。 も、萌川!! ……。知らん人と話してる。 「大丈夫?」 久しぶりに聞いた心配の声にパァっと心が元気になった。振り返ると、 『きゅ、救世主ぅ!!!』 が居た。 ガバッ 「わっ、」 思わず勢いで抱き着いたが、きちんと受け止めてくれた。 ペタペタと身体を触る。 ……。き、筋肉…………ある。 『なぁ。真剣に聞いてくれ。』 「え、うん。」 爽やかな男の子がよく分からなさそうに首を傾げている。 ギャラリーが一体こいつは何を言い出すのかと思い始めたとき…… 『そ、その。筋肉を//分けて貰えません…?//』 その光景を見ていたみんなの心がひとつになった。 (((そこに照れんのかい!!))) 「え///」 そして、(((お前も照れんのかい)))とも思った。 ん?なんか周りの人達が揃って床を叩いたり壁を叩いたり目頭を抑えたりしてる……。 どうしたん? 『……はっ!そうだ!!食堂どこ?』 「あ、じゃあ食堂一緒に行く?」 『え、いいの!?マジありがと!!』 ちなみにマニュアルには《変な日本語を使え》としっかり書いてあったが、変な日本語つてなんですか?状態になったのでやめた。 「俺の名前は…「佐江川 櫂ーサエカワ カイー」だよ。」 『あ、萌川!』 「僕に聞けばよかったのに馬鹿なの?」 ぶスーッとした顔でトコトコと歩いてくる萌川。 ツンデレか? 「まぁまぁ、食堂行こっか!」 『うん!!』 きっとこの時ギャラリーの気持ちは統一されていただろう。 (((お前ら切り替え早すぎね?)))
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