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「なんですかあの人。煩いですね。」
「勇気あるぅ〜」
「かっ……、こ…………いい」
「あの子何!?」
「面白い!?」
「「話に行こ!!!」」
しかし、その影響によって俺の所にいた生徒会の奴らは双子たちを筆頭に佐江川の方へ行ってしまった。
ただし会長を除いて。
えええぇぇぇええええええ!?
ちょ、待てよっ!!
おいおい、総受けってどうすればいいんだ!?
《もう既に詰みと気づかない望央》
佐江川と萌川の所へ行き、嫌な顔をしながらも楽しそうにしている姿が目に入る。
『…………。』
「おい。俺が目の前にいるのに余所見とはいい度胸だ、……な」
その声でハッと意識が戻る。
今俺は何を考えていたっけ?
まぁ、いいや。
「おい?どうした?」
『すんません。なんか俺帰りますわ』
なんだか気分が悪くなり会長に一言謝って誰にもみられないように、コソコソと隠れるように食堂からはなれた。
1人で校内を歩く。昼休みで食堂に人が集まっていると言えど人は多い。
いつもはその騒がしさが好きなのに、今は静かになりたかった。
そう考えて俺はここから1番近い西校舎の屋上の行った。
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