何故か上手くいかない。

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萌川side 『、……あの…っクソ野郎!!』 「……はぁ、やはり親衛隊は下品ですね。そんな言葉を使うなんて。」 こんなことを言ってくる奴は今すぐしばいたらいいと思う。そして小指をたんすの角にぶつけろ。 「ーーー〜!」 あのクソ佐江川は僕を生贄にして去っていくし。生徒会に絡まれるし。今日はとんだ災難の日だな。 望央はさっき、出てっちゃったし……、 「ーーぇ!」 ていうか、いつもどこでも誰でも自分たちが好かれているとでも思っているのかね。 勘違いも程々にしないと病気だっての。 「、ーぇ!」 けど、この状況どうしよ……。 このまま黙ってこいつらの言葉聞いてたら耳腐っちゃう。 さっきはフル無視してたけどそろそろ可愛こぶらないとやばい……か? 「「ねぇってばぁ!!」」 『、わっ!』 「あれ!喜ぶと思ったんだけど!」 「なんでそんなしかめっ面?」 「「なんでなんで!?」」 は、いや……そんな至近距離、まずビビるでしょ。 頭悪いの? あ、頭悪いか!僕より順位下だもんね! ごめんごめん、! 《根底から性格が悪いわこの子。》 「あれぇ?よく見るとかわいぃ〜じゃん」 『、え"』 え、いきなり?うさぎじゃないんだから……。 にんまりとしてこちらに近づいてくる顔。 ほんとに節操ないな!こいつ!! 信じらんない!!
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