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なんか、やけに人少ないなぁ。
嫌な予感がする……。
こういう時の勘は当たるんだよなぁ俺。
その時の俺はきっとよそ見をしていたんだろう。
気づいた時には目の前に大きな身体。
今更避けることも出来ない俺はぶつかった。
ドンッ
もちろん吹っ飛ぶのは小さい俺の方なわけで。
『……っ、たた』
思わず上を見ると、やけに顔の整ったガタイがよく大きい男がいた。
ん?なんかどっかで見たことあるような気が……。
気のせい?
その男は俺を認識するとあわあわと俺の前にしゃかみ、眉を下げ俺の顔をのぞきこんでくる。
なんか既視感……
「だい、……じょ…、ぶ?」
なんだ……?
そして俺は答えを見つけた。
『……、ワンコっ!!!』
男はいきなり抱きついて髪をわしゃわしゃする俺に相当驚いたのか尻もちをつき、あたふたとする。
まぁ、そんなことはお構い無しだ。
俺にはな( ・´ー・`)ドヤァ
《望央は大変自分勝手な男であった》
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