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しばらくモフっていると、 ふと我に返った。
こんなイベントが起きるなんてマニュアルに書いてあったっけ?
さっとスマホを出しマニュアルのページを開くがどこにもこんなイベントが起きるなんてことは書いてない。
これは……例外ってことだよなっ!!!
こんな例外ハッピーでしかないわぁ〜。
最高。
えーと、えーと
俺のキャラってどんなのだったっけ……?
『あ、お、おい!名前聞いてもいいか!?』
「さ、……なぎ……、ら、い……
(沙凪 徠ーサナギ ライー)」
『らい…先輩?』
「うん……」
『そっか!俺は一智好 望央だ!よろしくな!』
「よろ……し、く。」
一応敬称つけてるけど、これタメ口なのに意味あるのか!?
てか、この人生徒会だよなぁ。多分。
あの時いた気がする……うん。多分ね。
昨日副会長を名前で呼び捨てした時、あまりになんか辛いっていうかキツいって言うか限界を感じたため、先輩にはきちんと敬称をつけようと思ったのだが、大した意味は感じない…。
「み、お。じ、か……ん、だい……じょ……、?」
『時間?』
そう聞き返すと徠先輩はこくりと頷き時計を指差した。
9時……じゅう、さん……ふん……!?
え、
始業って何時だったっけ……?
確か…、8時45……ふん………………
こういうことも!ありますね!人生!!
《悟り系高校生ここにあり!》
『……ということで。さよならっ!!!』
「、あ…うん。」
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