何故か上手くいかない。

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『絶対、絶対言わないでくださいね!!』 「あ、うん。わかったわかった。」 『絶対ですよ!!』 「わかったって!」 かれこれこのやり取りを続けて約5分ほど経つがまだ納得できない。 だってこれをばらされてしまったら、キラッとプリっと総愛され♡(引用w)の生活が壊れてしまうのだから!! 《つくづく能天気な男であった》 理事長室を出ると副会長がにっこりと笑ってそこにいた。 なんか楽しそうだ。 「では、行きましょうか」 『え、どこに?』 「全く行きたくないですけど行かなければならない職員室にです。」 本音ダダ漏れじゃん。 やっぱこの学園でも職員室は嫌いなもんなんだなぁ。 《そういうことでは無い》 少し歩くと、だんだん職員室という札?が見え始めた。 なんか、札?みたいなのまで豪華だなぁー 理事長室程ではないが、十分にキラキラと輝いている扉を開けると、ちょうど目の前に人が立っていた。 『…え、ホスト?』 そう、目の前にたっていたのはホストみたいな服をきて、ピアスを沢山つけた金髪の涼しい目の男だった。 「……っw……、ぶふ、ふww」 「笑うんじゃねえよ、白露。てか、キャラブレブレだな」 この人は意外と冷静で無表情なんだな なんかホストらしくない。 てか、キャラ…ってなんだ? まぁ、いっか。 「で、お前が転入生の一智好、であってるか?」 『あ、うん。そう。』 あ、やばっ!このイベントのマニュアル見てなかった!! 完全に素で返事しちゃった!! しょうがないか……。
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