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「思ったよりも普通なんだな、お前。見た目と違って。」
なっ、!
『見た目はこうなりたくてなった訳じゃ、っ!』
は、っ!?
やば……。ついちょっとムカついてネタバレ的なことを言ってしまった。
バレてないかな?
そろーと目線を上にあげ目の前の先生?を覗き込む。
すると覗き込むより先にくしゃりと俺の毬藻頭を撫でた。
『……?』
「まぁ、そうだよな。」
おぉ…。どうやら違うふうにとってくれたらしい!
ラッキー!!
バチィン
そんな音をたてて、頭に乗っていた手は誰かに叩き落とされた。
うわ、凄い音した。痛そォ〜。
「望央にその汚い手でさわらないでください」
キッとした目付きで副会長が何故か先生?に対して怒ってる。
なんかこの人したんか?
《↑なんもわかってない》
副会長の姿を見た先生?は見るからにはぁと溜息をついた。
「…はいはい。まぁ、ちょっと説明する。」
「お前は2年S組に入ってもらう。…だからその容姿はもうちょいどうにかして欲しいんだが……」
『え、なんでです?』
え、普通になんでだ?
この容姿だとなんかあるのか?
「いいえ、私が見ておきますから大丈夫です!」
「……そうか。2年S組まで案内しよう。ということで白露は帰っていいぞ〜。」
「いえ、一応私2年S組なので一緒に行きます。」
あー、ごめん全く話分からん…?
どゆことだ?
まぁ、いっか。
《良くないんです!》
それより、
『先生はなに先生なんですか?』
「2年S組担任の十条 茄茅ージュウジョウ ナチーだ。」
あー、担任か〜!
てか、やっぱり先生なんだ。
なんかさっきから凄い副会長さんの視線感じる。
すごい不機嫌そうだけど?
あ、やっぱ頭撫でる?
ポンポン
「((ホワァ〜」
「、クッ…お前、手懐けすぎだろ…ふっ」
何故か笑われました。
うん。どゆこと?
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