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「君を、独り占めをしたくてたまらなくて」
「独り占めを……?」
「ああ、ウェディングドレスの君は綺麗すぎて、誰かに奪われるんじゃないかと気が気じゃなかった」
「奪われるだなんて……。私は、そんなにはもてませんか、ら……んっ」
指の一本でショーツの布地越しになぞり上げられて、ゾクリと身体が震え言葉が途切れる。
「……私にだけ、もてていればいいんだよ。他の人にまでもてたら、私が困ってしまう」
「……ん、じゃあ、もてるのはあなただけにします……」
「そうしてくれるか。でないと、今日のように余裕がなくなってしまう」
「余裕……ないんですか?」
「ああ、まるで……。……大人気ないだろう?」
「そんなこと……」と、首を振って応える。
「余裕をなくすほど好きでいてくれるなんて、嬉しいですから……」
「……君は、私の大人の余裕を、どこまで奪ったら……」
低く甘ったるく声をひそめると、焦れたような手がもどかしげにショーツを腿まで引き下ろした……。
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