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「……やっと、3ヶ月。まだ3ヶ月」
「……」
「俺が奏音の特別になれて、たった3ヶ月しか経ってない事実に病む」
「……」
「倦怠期って何それ。そんなんしてる暇ないし、片鱗もないんだけど。倦怠期になる以前に俺はまだ全然満足してない。永遠に奏音が欲しいし、時間が許す限り触ってたいし、一緒にいたいし、笑ってたいし」
「……」
「まだ好きだって言い足りない」
「……」
「足りないんだよ、なあ」
どうしたら、満たされる?
真剣だ。いつだって真剣なんだ暖人は。
普通だったら気づかない些細な感情も行動も、細かいところも見逃さない。気を抜けば無くしてしまうくらいの小さなときめきもきらめきも、落とすことなく拾い上げて私にくれる。全身で全力で欲しいものをくれようと努力してくれる。だから、私にだってその答えは、
「分からない」
「……」
「私にだって分からないよ。私だって足りないもん」
「……」
「ドキドキしなくなった?
嫌なところばかり目に付くようになった?
スキンシップがなくなった?
身だしなみに気をつけなくなった?」
「……」
「真反対すぎて笑っちゃうよ」
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