0人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日、彼は僕に大金を渡してきた。
僕は受け取れないと言ったけれど、ほんの少しだからと真剣に渡してきた。
僕は断れず受け取った。
でも、そのお金は1円も使っていない。
僕にとって、それはもうお金よりも大切なお守りのようなものになっていた。
彼は商談は苦手だが、仕事はできた。
だからか、お金はあったらしい。
物欲もなく、貯金は溜まっていたらしい。
それからも彼は僕のことを気にしてくれた。
そんな日が何日か続いた時、僕は気づいた。
彼が好きなんだと。
最初のコメントを投稿しよう!