7.

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「約束」と君は言った。 「覚えてる!覚えてるよ!」 「本当?」 クスクスと笑う君に、 「本当さ!心から君を愛してる」 「え?」 「僕は誠で、君は莉紗!僕は莉紗を永遠に愛してる!」 「え?!」 「僕は君の婚約者で、君と結婚する!あれから随分経っちゃったけど、絶対に結婚する!君しかいない!僕には君しかいないんだ!」 「えぇ!」 「なんでも聞いて!なんでも答えるから!」 「誠?」 「散歩も行く!毎日だって、君が覚えててくれてる限り、僕はなんでもする!」 「……」 「莉紗?」 まさか、また分からなくなってしまったのか? 恐怖が込み上げた時――、 「変な誠、まぁ、そんなの今に始まった事じゃないけれど――」 僕は素早く手を伸ばして、君に思いっきりキスをした。 むぐっ、て変な声が聞こえたけれど構うもんか! ようやく唇を離したら、 「ちょっと、どうかしちゃったの?」 目をまん丸にした君に怒られる。
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