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ある日、午前中の大学の講義を終えて、いつものように侑志と学食で昼食を取っている時、侑志が不思議な話をしてくれた。
「巧生、以前インターネットで面白い記事を見つけたんだけどね…
その記事というのは、忘れてしまった過去の思い出を復元する装置の研究に関する記事だったんだよ!
その装置は試作品で、被験者を募集しているようだったよ!」
僕には侑志が言いたいことがわかるような気がした。
「僕、応募してみようかな?」
僕が興味を示して侑志に言うと、
「うん、試してみる価値はあるかもね!」
と背中を押してくれた。
僕は侑志からインターネットの記事のページを教えてもらって、記事のページから申し込みを行った。
すると翌日、研究所に来てほしいという電子メールが届いたので、大学の講義が休みの週末土曜日に研究室を訪問することになった。
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