幽霊向上委員会

13/31
前へ
/31ページ
次へ
荷物を部屋に運んで又驚いた 「なんて広いんだい!これが家なんて信じられないよ凄過ぎるんじやないかい?」 リビングルームに荷物を運ぶ手を止め 3人は立ちつくしお七ちゃんが聞く。 「でも玲奈ちゃんのあっちの家こんなに大きくなかったよね」 「そうなの、源さんに頼んで小さい家にして 貰ったのだって一人で掃除大変だもの」 「そりゃそうだアハハ」 4人は荷解きする。 「ちょいとお菊ちゃん!あんた何でお皿や器 ばかり持って来たのさぁ大事な物を少なめって言った筈だよ」 「だからこれが大事な物なの」 「又、九枚ばっかり! 私は着物と草履とかんざしだけだよお菊ちゃん」 「全くここで役立つ物無いじゃないか私はこれ」 お菊ちゃんとお七ちゃんが声を揃え 「千両箱!5個!」 「ここはお金がいると玲奈ちゃんが言ってただろう?だから重いけど持って来たんだよ」 「お岩姉さんここではお金は大判小判は使わないのよ」 「へっ!じゃあお金て何だい?」 玲奈は自分の財布の中からお金を出すと テーブルの上に並べた 1万円札千円札500円玉100円玉50円玉 10円5円1円 「これが今使ってるお金よでも、カードもあるしスマホから買い物も出来るのよ」 「こんな紙ペラがお金?人の絵迄書いて 子供のおもちゃみたいだねぇアハハ」 「少しづつ覚えてねアハハ じゃあお部屋に荷物入れて、どのお部屋がいいか見て?」 「玲奈ちゃん、ちょっとお待ち!」 「どうしたの?」 「さっきお婆ちゃんの家って言ったよね!」 「うん、そうよ」 「じゃあ今居るんだよね?玲奈ちゃんあんたは もう死んでるんだよ!いきなり玲奈ちゃんの顔 見たらお婆ちゃん驚いて死んじまうよ!」 「そうだった!帰れて嬉しくて忘れてた! お岩姉さんどうしょう?顔はプチ整形だし」 「とにかく、お婆ちゃんの部屋は何処だい?」 「奥の部屋」 「そうっと覗いて見たら?寝てたら何処かに家を探しに行こう、ここは無理だよ!」 「そ、そうだよね!私ったらなんて馬鹿なの 皆ごめんなさい」 「そんなのいいから、早くお婆ちゃんの部屋へ」 玲奈はそうっとお婆ちゃんの部屋のドアを少し開けた 「あれ、居ない寝ていた様子も無い何で?」 ドアを開け部屋に入った、誰も居ない成人式に 二人で撮った写真すら無い何か変だ。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加