幽霊向上委員会

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ベットの下のお七ちゃんは吹き出しそうになる 口を手で塞ぎ笑いを堪えた 看護師がさりげなく 「いい夢を見てたのに起こしてごめんなさいね おやすみなさい」 看護師が出て行った 登美子はふぅ〜と胸を撫で下ろし皆を呼ぶ。 「はぁ~バレないかとドキドキしたわ」 「お婆ちゃん かなり無理してたね 看護師さんは頭ひねってたよアハハ」 ベットの下から出たお七ちゃんが大笑いした そこに玲奈達も出て来た 「どうなるかと思ったよ!お婆ちゃん」 「ごめんなさい皆さん、思い付かなかったの ドキドキするから脈も早くなる そうしたら医師に報告され入院が伸びるでしょ? 早く退院して玲奈達と早く家に帰りたいわ 何だかお腹空いたわオホホ」 登美子は普通の人よりぶっ飛んだタイプなのかもしれない。 今日は家に帰る様に言う、玲奈達もそれに従った 玲奈は途中でコンビニのお弁当や飲み物を買って 家のバルコニーに車を中に浮かせ停め ダイニングルームのソファーに座ると お岩姉さん達はソファーに正座して座った。 玲奈はトイレに行こうとしてお岩姉さん達に聞く 「トイレに行く?」 「トイレって何?」 「ええと、厠」 「行く!行く!我慢してたんだよ」 玲奈はトイレの使い方を服のままで実演してみせた 「じゃあお岩姉さんからどうぞ」 お岩姉さんはしばらくするとひぇ!と声を出す 「お岩姉さんどうしたの?」 トイレのドアが開く お尻にお湯が当たってビックリしたようだ 「でも気持ちいいねぇアハハお七ちゃん次」 「お岩姉さん今のひぇ!は何?」 「行けば分かるさアハハ」 お七ちゃんもしばらくしてキヤッ!と声を出す 「本当にビックリしたけどいいよ次お菊ちゃん」 「いったい何よ!」 「行けば分かるよアハハ」 しばらくして! お菊ちゃんは大笑いしてトイレから出て来た 「本当にビックリしたあれで皆声出たんだね! でも気持ちいいねアハハ」 「覚えられて良かった私も行くけど声は出さないよアハハ」 玲奈はさっさとトイレを済ませた 「次は洗面所で手を洗うのよ外から帰ったら 絶対最初にね!それと、うがい、お水を口に 入れたままであ~って言えばいいのよ 喉の奥でゴロゴロなるでしょ?」 玲奈は洗面所の水とお湯の出し方ハンドソープの使い方タオルで拭く所迄丁寧に教えた 「こんなに綺麗にするんだね凄い!うがいって 初めてだよ何だか喉がスッキリするね」 お岩姉さんはまだゴロゴロしている 「ああ、本当だねぇ気にいったよ水道って便利だねぇアハハ」 どうにかお岩姉さん達も分かったようだ 「ハァ~お腹空いたねお弁当を食べよう」 「玲奈ちゃん本当に大変な日だったね疲れたぁ」 「だけどお婆ちゃん元気で良かったねぇ お菊ちゃん達、玲奈ちゃんの手伝いしょう じゃ無いか」 「うん、そうだね玲奈ちゃん何か手伝うよ」 「ありがとうでも、もう出来たよどうぞ」 コンビニには玲奈だけで行ったのだお岩姉さん達にはまだ買い物は無理と判断したからだ。 「ええ~もう出来た?何も切ったりして無いよ」 お岩姉さん達のお弁当がキッチンテーブルに並んでいる 生まれて初めてのコンビニのお弁当出来たての 様に熱い 「お口に合うか分からないけど食べよう」 「う、うんそうだね!いただきます」 お七ちゃん達はホカホカのお弁当を食べる 「美味しいねお岩姉さん」 「驚いたねぇいつの間にご飯炊いたんだい? 今トイレに行って手を洗ってここに戻っただけだよ!何かの術かい?」 「電子レンジでコンビニで買ったお弁当を チンしただけよアハハ」 「チン?」
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