幽霊向上委員会

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「そうよチン!電子レンジでね お味噌汁はインスタントだからお湯をポットから入れただけお茶もね」 「電子レンジ?インスタント?ポット?」 「食べ終わったら教えてあげるからまだまだ 沢山あるよ!しっかりと覚えてね時間はたっぷり あるんだから少しづつでいいんだよ 一人でお風呂も入らないとね」 「お菊ちゃん達こりゃ大変だねぇアハハ」 「これでも最低限なのよ」 「出来るか心配だよ!自信ないかも......」 「何言ってるの?幽霊向上委員会はどうしたの?自立と人助けする為にここに来たんでしょ?」 「玲奈ちゃんそれいいじゃないか! 幽霊向上委員会!気にいった! 私は全部覚えたら絶対仕事するよ! 自立最高じゃあないか!」 「そうだねお菊ちゃん、私達その為に頑張ってるんだよね」 「うん、お七ちゃん皆で頑張ろう! 幽霊向上委員会の親方は玲奈ちゃんだね! ビシビシやってね」 「当然!手は抜かないから覚悟してアハハ でも親方は変よ、せめてチーフか会長かな? お岩姉さんにお願いします 纏め役はお岩姉さんしか居ないわ」 「チーフ?幽霊向上委員会会長の方がしっくり くるねぇ」 「仕事の職種によるけど会社なら社長 1番偉い人の事よ」 「皆はどうだい?」 「確かに、いざという時はテキパキしてたね 玲奈ちゃんが倒れた時、やっぱりお岩姉さんに 会長になってもらっていい?」 「本当にいいのかい?照れるじゃ無いか」 お岩姉さんは満更では無さそうだ。 まだまだ覚える事があるのを忘れているようだが その内何とかなるのだろうと祈りたいものだ。
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