幽霊向上委員会

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最近来たのか、キョロキョロしている お岩は、行くよ!と言うとそこに急いで行った 「又、始まったよ!お菊ちゃん」 「その様ね、世話好きお岩姉さんの病気」 2人はお岩さんの後を追って着いて行った お岩さんは新顔の前で聞いた 「お前さん、どうかしたのかい?」 「あ、あのうここは何処ですか?」 「ここは42番丁無惨通りだよ」 「じやあ、ここでいいんだ!係の方にココに 行けって言われて」 「そうかい、私はお岩あんたは?」 「神内玲奈です」 「この子達は、お七ちゃんとお菊ちゃんだよ」 お七とお菊はニコニコしながら挨拶をした 「ようこそ、お菊と申します」 「私はお七いらっしゃい」 「初めまして、よろしくお願いします」 笑顔で玲奈が答えた 「それで何処に行くんだい?」 「これを渡されてカーナビが何も映らなくて」 「カーナビ?なんだいそれ?玲奈ちゃんあんた 異国から来たのかい?」 「ええっと車に着いている地図と言うか......」 3人は車が何か分からず 「なんだい?車って」 「これです、乗り物」 「こんな鉄の箱が乗り物?誰が担ぐんだい?」 「エンジンで動きますけど」 「日の本言葉で話しておくれよ」 「とにかく乗ってみます?」 玲奈が無理矢理ドアを開け3人を乗せた お岩達は恐る恐る乗る 車内を見渡しこれが動くとは信じられないらしい 車を動かすと 「あらららら、動いてるよ!へえ〜凄いねぇ 玲奈ちゃんの時代は進んでるねぇ気にいった! 何か紙貰ったかい?」 係の人から貰った紙を見せた 「どれどれ、ああここならすぐそこだよ」 お岩さんの案内で玲奈の家に着いた 「ありがとう、お岩さん助かりました」 「いいんだよ、困った事があればこのお岩姉さんにいつでも聞いとくれな」 「はい!お岩姉さんこれからもよろしく」 お岩さん達は玲奈の家に興味津々である 「良かったらお寄りになります?」 「いいのかい?じゃあちょっとだけ」 玲奈の家は住んでいたマンションの部屋と キッチンがだった 「変わった家だねぇ今はこんな家が流行りなのかい?」 「本当は20階建てのマンションだったんだけど 元彼がガソリン撒いて火事で燃えて」 「20階!?お城かい?凄いねぇ じゃあ火事で死んだのかい?元彼って?」 「昔付き合ってた男の事、死んだのは車の ブレーキに細工されて崖から車ごと落とされたの証拠隠滅の為に部屋を燃やされたの」 「なるほど、だからここに玲奈ちゃんの家がある訳だ」 「お岩姉さん、よろずやの源さんだね」 「そうだねぇ源さんしか出来ない仕事 だからねぇ」 「どう言う事なの?」 「よろずやの源さんは、火事の家はみんなここに 立て替えてくれるんだよ 住み心地の良いようにって 火事じゃ無い時は似た様な家を建ててくれるんだよ」 「へえ優しいんですね」
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