幽霊向上委員会

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お岩ちゃん達がお寿司等を抱えて帰って来た。 「ご苦労さま、直ぐ出来た?」 「うん、だってボタン押すのひとつだけだもん」 「偉い偉いオホホ」 早速に食事が始まる 「退院おめでとうお婆ちゃん、いただきます」 「なるほどねぇここのお寿司は全然違うねぇ 玲奈ちゃんが食べない訳だアハハ」 「そうでしょ?これがお寿司よアハハ」 「美味しいお菊ちゃん、ここのお寿司凄く綺麗で美味しいね」 「うん、トロがこんなに美味しいなんて 知らなかった、玲奈ちゃんの気持ち分かるわ アハハ」 玲奈は登美子にこの話しをすると大笑いした。 「ピザはどれ?」 「お七ちゃん熱いから気をつけて」 「あちっ伸びるよこれ何?」 「チーズよどう美味しい?」 「うん、凄く美味しい」 お岩姉さん達も食べてみた 「あら本当に美味しいねぇビールに合うよ」 「初めてだけど癖になりそう美味しいわ」 「これがハンバーグだね!又、違う美味しさ ここは何でもあるんだね長いのは何?」 「ポテト、じゃが芋を揚げた物だよ」 「これがじゃが芋?へえー美味しい」 色々食べまくりお腹がいっぱいになった 「もう食べられないふぅ~」 「オホホ沢山食べて満足した?まだまだ沢山の お料理がここにはあるのよ 又今度一緒に焼肉かステーキ食べに行きましょうね」 「はい!楽しみだねお岩姉さん達」 「そうだねぇアハハ」 「所でお岩ちゃん達はここで何をするの?」 「男に裏切られたり殴られたり弱い女達の力に なってあげたい! 辛い思いをさせたくない! 自殺する人を止めたい!私ら自立して人の役に 立ちたくてここに来たんです」 「でも、何をどうしたいいのか分からないんだよ知恵を貸して貰えないかねぇ?お婆ちゃん」 「そうなの、それならパソコンで困ってる人を 募集すればどうかしら?本当に辛い人は相談 出来る人が居ないと良く聞くけど......」 「パソコン?まだ使い方覚えてないのよ誰も」 「覚えればいいじゃないの」 「難しいんだよ!お婆ちゃん」 お七ちゃんはプ-と口を尖らせた 「覚える気があれば誰でも出来るわよ 私にだって使えるわよオホホ」 「ええ、嘘でしょ?あんなにややこしいのに」 「大丈夫よ覚えれば簡単よ!」 「じゃあ明日から数字と漢字とパソコンの勉強 します この年寄りでも出来るんだからオホホ」 「そうだよね!自立ってそういう事だよね 頑張ろうみんな!」 お七ちゃんは気合いを入れた 「よし!お七ちゃん良く言った! 私は負けないよぉ!本気で頑張るよ!」 「私だってやってやるわ!皆に負けないから!」 登美子はニコニコしながら皆のやる気を見ていた
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