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そして次の朝から始まった地獄の猛特訓だ。
「さあー皆さん起きなさい!」
登美子が各自の部屋をノックし起こす
皆は飛び起き急いで顔を洗い服に着替えリビングに集まった
「玲奈ちゃん何事?」
「お婆ちゃんの特訓よ!」
「まだ4時だよ!」
リビングのテーブルに紙と鉛筆が置いてある
「お岩ちゃん達先ず数字と漢字の練習よ」
「......」
「ぼうーとしてないで書くの!先ず数字1から10迄書いて書き方は......分かったら書くの
はい!初め!」
お岩姉さん達は言われるまま書く
「じゃあ、次10から100迄」
登美子はドンドン進める
「もう5時間もやったよ少し休みたいよ~」
「あら、こんな時間!じゃあ朝食にしましょう
よく頑張りました
これで自分の名前、住所、電話番号、誕生日は
書けるわね?」
「書けるよ!何で?」
「食事が終わったら買い物に行きましょう
携帯電話とパソコンを買いに行くのよいいわね!」
登美子はさっさと食事を終わらせ食器を食洗機に掘り込む
「玲奈、車を出して出掛けます」
お岩姉さん達は慌てて一緒に家を出る
「玲奈、先ず携帯電話のお店に行きましょ」
「了解」
店に着くとiPhoneを4個買い名義は登美子である
皆は住所名前電話番号誕生日パスワードを
入力する、お菊ちゃんが小声で聞く
「玲奈ちゃんはスマホ持ってるのに又買うの?」
「ここでは玲奈は死んだから名前変えて
登録しないとおかしいでしょ?
前のスマホも使えるけどね!」
「あ、そうか!そうだね!」
「玲奈、次はパソコン売場」
「了解」
「玲奈ちゃんお婆ちゃんどうしたの?」
「自立の為の特訓よ!昨日頑張ろうって言ってたでしょ?」
「でも、キツいね!」
「お七ちゃんあのね、お婆ちゃんはこうと
決めたら即行動がモットーなの昔からね!
自立する為には、ここの時代は凄く厳しいのよ
頑張ろう!ねっ」
「玲奈ちゃんもお婆ちゃんも鬼に見えて来た~」
「アハハ覚悟してね皆いいわね!」
「は~い」
お岩姉さん達は頑張るしか無いと強く思った
女達を苦しめ泣かせる奴は許さないと......
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