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部屋に来た3人は口を揃えて言った
「こりゃあ又派手にやったねぇ」
「本当だぁ凄いね!」
「玲奈ちゃん止め方忘れたのかな?
それとも本気で憎しみが込み上げたのかも」
「とにかく、玲奈ちゃんを落ち着かせないと」
「そうだねぇ玲奈ちゃん!落ち着いとくれ」
「玲奈ちゃん聞こえてないよ!」
「困ったもんだよ!全く」
お岩姉さんが手の平で玲奈に紫色の光で
包み込む
玲奈は急に大人しくなった
「あれ?お岩姉さん達どうしたの?」
「玲奈ちゃん気がついたようだねぇ!
危ない所だったよ」
「何が?」
「玲奈ちゃんはあいつを
呪い殺しそうだったんだよ」
「ええ、私そんなに?」
「閻魔大王様に二度と戻れない貰えない位
危なかったんだよぉ玲奈ちゃん」
玲奈は部屋を見渡し
「私こんなに暴れてたの?酷い事やってしまた!ごめんね」
「初めてだから仕方ないさアハハ」
男は増えた幽霊を見て
「ギヤアーー助けてくれえーー」
お岩姉さん達は昔の姿になり玲奈より恐ろしい
顔が3人もいるのだから男が怯えるのも無理はない。
「あ!お岩姉さんあいつの事忘れてたアハハ」
「最後のとどめだ!皆やるよ!」
「はい!お岩姉さん玲奈ちゃんも一緒にね」
「分かった!」
「お前は二度と女に近づくな
夜が明けたら女から巻き上げたお金を全て返せ
その後警察に行け
殺した女達の場所を話せ分かったかぁ~
もし約束を破ればお前がどうなるかふふふ
この事を人に話せばお前は死ぬ!
よーく覚えておけふふふ」
「は、はい必ず約束します、全部返します
どうか許して下さい
ごめんなさい、二度と悪い事しません
誰にも言いません、許してください」
男は震えながら手を合わせる
雷鳴が轟く
「ギヤアーー」
男は頭を抱えうずくまる
「お前の傍にいつもいるぞ
忘れるなよ~ふふふ」
お岩姉さん達はスーと姿を消した。
雷鳴が轟き雨が硝子窓を叩きつけていた。
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