幽霊向上委員会

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4人はいい匂いに包まれるながら湯船から出ると バスタオルで体を拭きそれを頭に巻き浴衣を さっさと着ると部屋に戻った。 「このバスタオルっていいねぇ 良く水気吸い取るし、頭に巻けば浴衣の肩も 濡れ無いしいいもんだねぇ」 「玲奈ちゃんのお陰で気持ち良かったよ ありがとう」 「お礼なんて水臭いわよ、これが出来ないと 私の時代についていけないよ 覚え無いといけない事山程あるんだからアハハ 今度は顔にこのクリームを塗って! これひとつで化粧水も乳液も美白も色々いい物が入ったクリームなの手に残ってたら首筋や胸に 塗ってもいいよ」 「へえー凄いクリームなのね」 「塗り心地はどう?染み込むって感じする?」 「するする、気持ちいいよ玲奈ちゃん」 「うふっ良かったね」 「ボディークリームもあるけど塗る?」 「うん全部試したいわ」 「手の平にこの位出して腕や体全体に伸ばせばいいだけよ足もね」 「なんか沢山使うんだね」 「綺麗になりたいなら手は抜かない!」 皆クリームを塗りまくっているやはり女の執念は半端ないのだ。 「そろそろバスタオル取って髪留め外して バスタオルでもう一度キュッと水気吸い取って ブラシで髪をといて、かなり乾いてるでしょ?」 「本当だ!凄いね」 「ドライヤーがあればすぐ乾くんだけど今は 使え無いからごめんね」 「とんでもない!こんなに早く乾くなんてびっくりしてるよねえお岩姉さん、お七ちゃん」 「本当に気持ちいいし、早く乾くし申し分ないよ 玲奈ちゃんのお陰だよありがとうよ」 「玲奈ちゃんの時代に早く行きたいよアハハ」 「そうだねお菊ちゃんアハハ」 「お岩姉さんお風呂入れて貰って本当に ありがとう今夜はゆっくり眠れそうよ じゃあ、そろそろ帰ります」 「そうかい?泊まっていってもいいんだよぉ」 「でも、ベットでゆっくり眠りたいのごめんね」 「明日もお風呂入りにおいでな玲奈ちゃん」 「うん、迷惑じゃなかったら」 「迷惑なんかないよ!来ておくれよ玲奈ちゃん」 「はい来ます明日もよろしくじゃあ、おやすみなさいお岩姉さん、お七ちゃん、お菊ちゃん」 「おやすみぃじゃあ、私達も帰りますお岩姉さんお風呂ありがとう」 「気を付けて帰るんだよおやすみ」 「お七ちゃん達送るから乗って」 「いいよ、ここから近いしありがとう玲奈ちゃんおやすみぃ」 皆それぞれの家に帰って行った。
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