天の穴
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誰といても、いや、誰かといると、余計に孤独感が強まった。 なのに、沙織といると、自分が感じられない。 沙織がぼくで、ぼくが沙織だった。 「沙織、ずっと、守るから、そばにいて」 そう言うと、沙織はコクンと頷いて、 「あたしも守るから」 と、答えた。 その、沙織が月の穴を一人で通って逝ってしまった。
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