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❖鹿嶋レイ Rei Kashima
父は「あやかし」、母はニンゲンという間に生まれた「半妖」で、あやかしとしてのチカラを使う時は、片方の瞳が水色に変化し、また、自分の体の大きさを自由に変えられるという特技を持つ。
明るく、にぎやかな女性で、ふだんは浅草橋にあるタイ料理・エスニック料理店のスタッフとして勤務しているが、言霊師・藤宮拓人にとっては、頼もしい「仲間」のひとり。
ただし、一度、モノゴトに集中すると周囲が見えなくなってしまうという一面もある（フェイドラさんいわく「弾丸娘」）。
時にはタクトさんのライブなどで受付などを手伝うことも。
葉月ちゃんにとっては「姉」のような立場で「同性の友人」。
ちなみに年齢不詳。言えることは、半妖ということもあり、通常のニンゲンよりも、歳を喰うスピードが遅く、また長命でもあるということだろうか。
生まれてくることが出来なかった「弟」ノブくんのことは、とある一件以来、更に大事に想うようになった。
鹿嶋さんについては、当初、もう少し年齢が上の設定で書いていたはずなのですが、気づけば葉月ちゃんと同世代的な感じになっていました。
イメージ的には「自由気ままに飛び回り、主（このシリーズの場合は主＝拓人さん）に対して忠実で、時にはいたずらもする、陽気な妖精」なんですよね、本来は。
また、自分の本心をあまり語りたがらず、どこか強がっている……このあたり、作者である私自身を反映している部分も大きいと思います。彼女に限らず拓人さんも、葉月ちゃんも、どこか私を反映している……のですが、鹿嶋さんはその傾向が強いかもしれません。
❖谷山慎二 Shinji Taniyama
スタジオシンガー、役者。至って「ふつうの日本人男性」。
拓人さんの仕事仲間、友人。特殊能力を持っているわけではないが、仕事柄、音・声色など音に関することには敏感。飄々とした雰囲気を持っているが、観察力は鋭い。また、面倒見がいいという一面も。
人脈も幅広く、情報通。言霊師・藤宮拓人の「仕事仲間」でもあり、外部からの仕事を請け負うのは、彼の仕事のひとつ。
拓人さんとはいい意味で「正反対」の男性で、声質は少し低め、どっしりとした落ち着いた楽曲を得意とする。個人でヴォーカルスクールも主宰。
妻子あり（妻、子どもふたり）。
タニさん…谷山さんにもモデルになった方がおります。
マジメな方ですが、たま～にいきなり脱線することもある、楽しい方。
もとから、タニさんは拓人さんの友人として設定された部分が大きく、亜空間・異空間から現世に戻ってきて、仕事を始めたはいいのですが、その外見から浮いていた状態の拓人さんに声をかけたことから、無二の親友になったという設定です。仕事仲間としても、互いに声をかけあっているみたいです。
❖中崎由里 Yuri Nakazaki
老舗菓子店の娘で、葉月の元同僚、友人。
見ため「和美人」。自分の家柄などを鼻にかけることなく、明るく周囲に気遣いのできる女性で、葉月にとっては、同い年で頼りになる友人。さっぱりした「姉御肌」の性格。
婚約者とは、もともとは「許嫁」ではあるが、相手方とも「意気投合」し、順調にお付き合い、途中でとあるハプニングに巻き込まれるも無事に乗り越えて、結婚のために退職した。
旧姓は「中崎」、結婚後は「佐伯」姓を名乗る。
本当であれば、由里さんはもっと「お嬢様」っぽい感じにしようかと思っていたのですが、実際に書いてみたら、見た目は「お嬢様」でも、実はむちゃくちゃさっぱりした性格の、姉御肌の性格になりました。こういう女性、好きなんです。
彼女は、この先もちょいちょいと登場してきます。
❖氷室あやの Ayano Himuro
『リュフトヒェン』の常連客。職業はイラストレーターで、店舗のPOPデザインなども手掛ける。
出身は関西某所で、現在は『リュフトヒェン』近所のアパートに暮らしている。何事も前向きに捉える性格で感情豊かでもある。彼女も特に特殊なチカラを持っているわけではないが、仕事柄、モノを捉える・描くということに長けているため、拓人が葉月のためにと考えた「イメージング・カード」のイラスト製作を依頼した。
拓人たちのヒミツを知る、ふつーのヒト。
あやのちゃんは、ふとしたことから思い浮かんだキャラで、タニさんのような人をもうひとり登場させたいな、という思いから出来上がりました。
彼女が関西の出身というのは、作者である私の周囲には、関西・九州出身の人がなぜか多く、私自身も子供の頃から関西の人たちに囲まれていたからというのもあります。
関西ことばを文章に起こすのは、なかなか難しいですが、自分自身のチャレンジ！ということで……矛盾もありますでしょうが、どうかあたたかく見守ってほしいと思います。
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