おまけ

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おまけ

 必死に生きる君が羨ましくて、輝いて見えた。  人は死を目の前にすると臆病になる。  僕もその中の1人だった。  君に初めてついた嘘を僕は覚えている。  あれは嘘であり、そうなりたいと願う僕の本心だった。  君に出逢わなければ、こんな気持ちにならなかったのに。  でも、君と出逢ったおかげで、その日までめいいっぱい生きようと思えた。  「愛してるよ…結美」
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