0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
年中忙しく働いていた。
といっても週6で1日8時間と決まった時間ではあるが、柳吉にとってはすごく働いていた気分なのであった。
柳吉は仕事終わりの後スーパーに行き、安いもやしを二袋を毎回買うのが日課であった。
締めて42円也。そんなことを呟きながら少し微笑むのであった。
家に帰ると柳吉は早速もやしをザルで洗い、ホットプレートで炒めて食べる。
基本の味付けはポン酢で、たまに溶き卵をもやしにかけ食べていた。
むしゃむしゃと汚い食べ方でもやしを食べていると、何だか切なくなった。
少し涙ぐんでしまった。
これでは良くないと思い今日は飲みに行こうと決め、服を着替えて外に出るのであった。
最初のコメントを投稿しよう!