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それからすぐ、外からパトカーのサイレンの音が聞こえた。助けが来たようだ。
幸い、まだ1人も被害は受けていなく拘束などもされていない。
今逃げれば助かる…そう頭の中によぎったが自分だけでなく、他の人も被害に遭うかもしれない。
「そこに立てこもっている犯人。大人しく出てきなさい。」
そとから警察官と思われる人物の声が聞こえる。
すると、
「おい、なんだおめぇら!殺されてえのか!?」
「バンッ」
「キャー!!」
どうやら犯人が外に銃を撃ち、1人が撃たれたようだ。
「お前の企みはなんだ!?」
「俺は。ここにいる片平みどりを殺すためにここにいるんだよ!」
私は一瞬頭が真っ白になった。
私が殺される…私が?
頭のなかはもう大混乱だ。
しかし、ここにいる人たちに心配をかけてはいけない。
「そこの犯人!どうやら私を殺したいようね。なら、私を撃ちなさい!」
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