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力と代償
『新影流ホスト剣術最終奥義・ゴールデンボンバー』
ホストクラブのツケを踏み倒そうとしてきた数多のクソババアやクサレブスを屠ってきた、
それは言うなれば『邪滅の刃』
俺は、その力を使う。
あのブスメガネを屠るために。
南無八幡大菩薩、我にあのブスメガネを滅させ給え。
そう、これは『ブス滅の刃』
裂帛の気合いと共に、長曽根虎徹をブスメガネ目掛けて振り下ろそうとしたその刹那
俺の右胸が、弾けた。
肋骨を突き破るようにして、右肺が弾けたのだ。
それはまるで膨らみきった風船が、針の一突きで呆気なく弾け散るかのように。
そして、右肺が弾けた場所から噴流の如く血潮が吹き出した。
血潮が吹き出し始めたのは右肺だけでなかった。
腕からも、足からも、そして背中や首筋からも、その表皮を突き破って血潮が勢い良く迸り出る。
唐突に視界が狭くなる。
右足の脛から鈍い音が鳴り響く。
俺の体から、血液と気力が急速に失われていく。
そして、俺は、その場に崩れ落ちる。
その様は、まるで糸の切れた絹糸傀儡のようだった。
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