受賞

きんいろのシャラララ

覚えているに決まっている。忘れられるわけがない。忘れてしまいたくても、あの金色だけは、今も胸の奥底で眠っている。

遠山 彼方

青春 完結
14分 (7,998文字)
第150回超妄想コンテスト「ねぇ、覚えてる?」河出書房新社賞受賞&『5分後にときめくラスト』収録作です!

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あらすじ

休日返上で出勤したのに、客にドタキャンされて仕方なく入ったカフェ。 そこでわたしは、小柄で眼鏡の、とある男性に話しかけられた。 忘れたくても、忘れられなかった、中学時代のクラスメイトに。 ◆妄コン

感想・レビュー 3

青春は苦くて、金色で、キラキラしていて

書籍収録おめでとうございます!! ただ甘いだけではない青春が心に刺さります。見栄を張ってしまう気持ちが懐かしい……。でも、そうやって守ってきた子ども時代の世界は案外あっさりと消えてしまう。大人になっ
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苦くて、甘酸っぱい感情が詰まった作品

10年以上前に刺してしまった青春のトゲ。 自分の本当の気持ちより、周囲の空気を優先してしまったことはありませんか? 他者に揶揄されたくないという気持ち・見栄が邪魔をしてしまうことはありませんか? 中学
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金色の音色にのって、滑らかに流れてゆく物語

受賞おめでとうございます。つい流れるように読み進めてしまいました。最も印象深かったのは心情・情景描写で、目の裏にその情景が浮かぶような、心をじんわり温めてくれるような表現でした。エブリスタらしく恋愛の
ネタバレあり
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