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仰せのままに
「……うっ!??…………??」
眩しくて腕を前にして、
少しでも眩しいのを、何とかしたかったからだろう。暫くは眩しいので眼を開けられなかった。
けれど、眼を細めて光が和らぐと、真っ暗なキラキラとした星空に、何故か自分はその空間に、浮いた感じで立っていた。
「んっ……動けない」
やっと探索の自由行動できるかな? 思ったら、見えない壁。透明な箱が自分を囲むように壁となって窮屈な状態だとわかった。
「出して!! 此所から出して!!」
拳をグーにして、ドンドンと壁を叩き何とか脱出出来ないかと行動してる。無駄なことだけど。
そして……音声が流れる。
『スケルトン様方が参加しました。キャラクターは、ロードの準備をしてください』
相変わらずのアナウンス。体調を管理するように、身体を光でスキャンされると、ステータスと思われる物が自分の前に、現れた。
名前なし
レベルなし
スキルなし
装備品なし
アイテムなし
と、ほぼ、名前も何も無しの状態だった。
「コレって? ゲームか何かの設定? だとしたら、僕はゲームのキャラってことかな?」
うむむと、表示されてるステータスに、考えるように悩んでる。
すると、自分の身体が浮き上がるというか、見えない力で何かに引っ張られるように、見えない透明な空間の箱ごと、引っ張られた。
何処に、移動させられるのだろうかと、思っていると、4219は、あるゲームにダウンロードされたのだった。
『ゲームをダウンロードします。スケルトン様の健闘を祈ります』
アナウンスが、終わると、今まで居たキラキラした空間がなくなると、
工場のような、古い施設のような所で、キャラクター同士が戦う戦闘、険しそうな音楽、必殺技を決めて臭いセリフを雄叫びを上げて叫ぶ……光景が自分の前にフラシュバックするように、現れた。
そして、アナウンスとは違う声が耳に入った。
『やっと、手に入りました! 入りましたよ! 流石人気の作品ゲームの続編。高画質に高クオリティ、マシマシに上がりましたなぁ~! タイトル画面にオープニングカッコいい!!』
興奮気味のアナウンスの声が耳に悪いぐらいに、大きい声でテンションが高い。
『さてさて、始まりましたよ。体験版で、最初のオープニングは、知ってるからスキップするとしてっと……どのキャラにするかなぁ?』
自分の見ている背景が変わっていく。そして、そして、徐々に4219の姿が全身が光るように変わってる。
どうやらゲームのキャラらしいのは、わかるけど、キャラ選択は、一人じゃないみたいなので、コロコロと光を一瞬一瞬身体が放ちながら4219の姿を変えていく。
そのゲームキャラのプロフィールみたいなのが、説明に記させれていた。
スケルトンって呼ばれてる者は、選択キャラに悩んでるようだった。
数ある中の1人目は、見た目は、筋肉ムキムキで、顔もゴツゴツで、岩みたいな見た目なのに、お菓子作りや料理が好きで心優しいキャラなのだが、見た目がコンプレックスの筋肉マッチョ。
服装は、赤いスーツで筋肉のせいでムキムキ腹筋を見せて赤いハートの刺青を右腕にしているスタイル。通常必殺技は、バストアタック。ムキムキ胸の筋肉を生かして、ジャンプしてから、相手に体当たりする技らしい。
「このキャラは、ほぼ、肉体系のキャラ。もしかして? 僕、数ある中の、この選択されたキャラであの映像のように戦うのかな?」
4219の声はスケルトンには聞こえないが、暫くキャラ選びに悩んでるようだった。
けど、やっぱり、筋肉マッチョが好きなのか? このキャラに決定する選択ボタンを押すピロンっと言う音が聞こえた。
『よっし、よっし、始めるぞ』
ゲームが始まる画面に切り替わると、4219は一瞬瞬きするぐらいのちょっとの間に、工場か何かの場所に、召喚されて立たされていた。
勿論、ムキムキマッチョのキャラとなって。
「うわっ、ナニコレ。こんなに筋肉初めて見た…………、けど、身体が自由に動けない。自分の意思で動けない感じって事を考えると……何処からか聞こえてくる人の指示に身体が、従うって事になるんだよね」
Aボタン連座と声が聞こえると、身体が勝手に、拳を前に右、左と振り上げて何もない場所で、腕を打つ。同じAボタンでも、キャラによって動きが違うなぁと、声が聞こえる。
そして、Xボタンでジャンプをっと言いながら二段ジャンプをして、空中に何故か浮いてあるこの世界のお金? と、思われるコインを手に入れてる。
『アイテムアイテム。それと、必殺技出来るように、ケージを溜めとかないとそれと、見通し眼鏡を装備っと』
工場のに置いてある箱? を壊して、アイテムを入手して、ステータスを確認して何かの道具を装備をすると、地図を確認しているみたいだった。
赤い点滅がマダラに動いているのは、敵らしい。この眼鏡を付けたからだろうか? 敵の居場所がわかるので。
「たぁ! たぁ! てぇや!」
っと、掛け声と共に、隠れて相手が攻撃の隙を与える暇もなく、コンボ技でボコスカ殴るなり、相手を何回か地面に、身体を叩きつけるように倒してる。
「うわぁっ!?」
結構なダメージを相手に、与えたみたいだ。
「何か、スムーズに動いてる?」
操作してるのが上手いのか、結構順調に、敵を倒してる。因みに、掛け声は無意識に出るようだ。
「うわっ!? ぎゃっ!? ぐへっ!!」
相手のダメージを受けて呻き声が聞こえる。何パターンか、呻き声があるみたいでランダムに叫んでる。攻撃の隙を与えない。
このまま行けば、ゲームクリアなるのかもと、思っていると、相手は、体力がなくなったみたいで、
ピラリンッと音と共に、光と共に、相手は消えていった。
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