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「順調だよね? よく分からないけど……?」
スケルトンと呼ばれる方が操作が上手いのだろう。4219は、順調に、Aボタン連座で、拳を振り上げて、敵を倒してる。
『順調順調~っと、初戦で圧勝できるかも。この場合、無駄にジャンプもしない方がいいし、後、ポイントと経験値もたっぷりだな………っっ……!!!』
スケルトンは、鼻歌混じりで、機嫌が良さそうに敵を倒していった。無意識に身体が動くのと、ダメージは、まだ一つも無いので、まだよく分からない。けど…………何とも言えない声で何か叫んでいた。
『……やばっ、神ゲー界の、やばたにえん様が、ログインしてる。スゲースゲー!!! 対戦できるなんて光栄だけど、負けねえぞ!』
ガチャガチャとボタンを押す音は此処からは、聞こえないけど、入力して4219の身体が動く。
目の前には、自分と同じように格闘キャラの、女性タイプの戦闘キャラが立っていた。長い青い髪をくくって、チャイナ服らしき服装をしたキャラ。
「もしかしたら、僕と同じ……身体を動かされているんだよね」
ファイティングポーズをお互い構えている。此処は、正々堂々と、闘いたいのか走っていく。
「やぁ!!」
走って走って、ガード&斜め上カーソルのBボタンの蹴り、AボタンAボタンのパンチの連打。Xボタンでジャンプ。斜め横横上Cボタンでぐるぐる回転。と、攻撃を繰り返した。
相手も、黙って殺られるわけがない。4219の攻撃を冷静に判断して、最低限に防御して、反撃する攻撃をしてくる。
『流石に、上手いな。隙を与えてしまうけど……必殺技のゲージが溜まってるから使うべきか、悩むところ……って!? やばっ!!』
急に、4219の身体が、ビリビリと痺れるように動かなくなった。これは、無意識に、相手の攻撃のアイテム電撃トラップにハマッてたみたいだ。
「うっ……!! 身体が痛い!!」
動けないので、何とか抜け出そうとしてるけど、無理そうだった。
相手はそんな隙を見逃さず、ジリジリと攻撃を体力のライフを減らしていく。シンプルながらのトラップだけど、相手の方がアイテムの機能を使うのが上手。走行してるうちに……。
「たぁ!!」
「うわぁ!!」
倒されてしまった。
アイテムの電撃の麻痺症状が取れても、また同じアイテムを使われて逃げられなくなり、体力を削られてしまった。
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