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プロローグ
「いや、先輩、マジでそれ言ってるんですか?www」
俺の目の前で腹を抱えて笑っているのは、4歳下の後輩の松永だ
そして俺の片思いをしている相手でもある
さっき勇気を振り絞って告白した
「あぁ、本当だ」
「先輩が私と釣り合うわけないでしょwひ弱なぼっち陰キャに。
いやぁ、後輩に手を出すロリコンな先輩がいるって噂は本当だったんだw」
俺は察した。振られたんだと
「ちょっと優しくしただけで告白するとかマジで笑いますよwww
私は絶対先輩となんて付き合いたくないので一人で頑張ってくださいねぇ~」
そう言って松永は駆けていった
小一時間ほどだろうか
ひっきりなしに来るいかにも都心らしい電子レンジのような電車をボーっと眺めていた
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