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◆眞城寺
伝/秀衡・寺 真城字上野 未踏
寺伝によれば、治承元年(1177)に藤原秀衡の叔父・垂蓮社雲誉良中上人岳運和尚によって開山された。秀衡叔父(つまり清衡の子)は法然上人の門下である金光上人の教えを受け入道。嘉祥元年(1225)と、甥の秀衡よりも奥州藤原氏の滅亡よりも遅く亡くなっている。
最初の寺地は現在地の南東にある谷地田で、その地には中尊寺赤堂稲荷の分霊と言われる東稲荷大明神が祀られている。現在地は三度目の移転であり、浄土宗の寺になっている。山号は法王山。寺の境内には岳運上人の墓石がある。
典拠:『いわてのお寺さん 江刺・水沢とその周辺』(みちのく民芸企画∥編,テレビ岩手,2003.8)
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