【6】

1/1
前へ
/7ページ
次へ

【6】

「ねぇ、覚えてる?」  目が覚めると、そこはどうやら病院らしい真っ白な天井が目に入り、消毒液の香りが鼻をかすめた。少しだけ視線を横にずらすと、そこにいたのは僕のほうを心配顔でのぞき込む女性。 「君は……誰だ?」
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加