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プロローグ
「ねえ、覚えてる?私達高校時代からの友達だよね。結婚して子供が出来ても、
お互い仕事しても月三回のランチの為こうして会っていたよね?
前はこんなんじゃ無かったよね?」
「えっ?何?私今日疲れたからお昼食べたら帰るから、この店でお昼食べられたらそれで満足だから」
最近の恵美は食事の場所もこの店以外嫌だという。
約束の時間に遅れて来てるのに謝らない。
恵美が早く来た時は50分も前に着いていて
「もう、着いたんだけど?まだ?」
そう言って遅れてるわけじゃないのに私を急かす。
私が特病持ちだと知っていて。
恵美はSNSに凝ってから人の気持ちがわからない
人になっていた。
私が「高校時代の最後の友人だと言っていた。」
「その私ももう限界、あなたとは付き合えない。
さようなら、もう会うことはないと思うわ。
今まで友達でいてくれてありがとう。
元の優しい恵美だったら前みたいにきっと…
恵美はみんなに好かれると思うよ。
昔みたいに人の気持ちがわかる優しい恵美だったらずっと友達でいられたのにね。」
私は初めて自分から友達と縁を切った。
それが恵美の為だと信じて…。
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