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自分が間違っていないと言ってもらえて、サワは気分がすっかり良くなった。
彼に打ち解けて、心を許しても大丈夫な気がする。
「仕事遅くなるけど、ちょっとならいいよ。雑誌で見かけて、食べたかったクリスマスケーキがあるんだ。けど、お店の閉店に間に合えそうに無いから、難しいかなぁ…。」
「ケーキなら、俺が買っておく。俺からのプレゼント代わりだから、受け取って。仕事終わったら連絡してね、待っているから。」
サワは、心から笑顔になった。
私のために、そこまでしてくれるの?ケーキ食べたかったんだよね、嬉しいな。
そうだ、彼に何かプレゼントしよう。私は、いちおう社会人で、学生さんより稼いでいるしね。
サワは、心がポカポカしてくる。
リクエストに応えて、プレゼントは彼が気に入ったシューズにした。
そうよ、人生は仕事だけじゃないんだから、恋愛もチャンスがあるなら楽しまなくっちゃ。
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