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「帰りましょうよ。」
「エロくてベチョベチョのしてくれないとヤダ。」
「こんなところでできるわけないでしょ。」
「じゃ、俺んチ来て。」
「え?そのつもりでしたけど。」
「はうっ!エッロ‼エロ恩地!」
嬉しそうにニヤケた坂木さんの顔を見ながら、私はわざとらしくため息をつく。
「次に付き合う人は、もっと大人の男性にしよう。」
「こら。次とか言うな。」
坂木さんが笑いながら、私の首筋に顔を埋める。
「いい匂い。」
「『坂木さんのほうがいい匂い。』ですよ。」
「演技力、応用力、共に残念点だ。」
「今日、残念点ばっかりです、私。」
抱き合ったまま、2人でクスクス笑う。
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