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「恩地さんが可愛くデレてるうちに帰ろう。」
坂木さんがニヤっと笑う。
「束縛して、拘束して、いたぶってやるんだ。」
「いや、もうダメです。」
「早いな。もうイっちゃったの?俺はまだだから、もうちょっと頑張って。」
「いやらしい言い回しするのやめてください。」
ヘラヘラと笑いながら、坂木さんが私の手を引いて歩き出す。
やっぱりヘラヘラしてるじゃない。
元気出たみたいで良かった。
微笑んで見つめていると、坂木さんと目が合う。
私にとっては、工藤さんより、坂木さんのほうがかっこいいですよ。
この本音は、次にデレた時に伝えよう。
そう考えて、ヘラヘラしながら家路を歩く。
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