17.ノアニール再び

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とクロフォードが自慢げに答えた。 それがなんだか可笑しくてついつい笑ってしまう。 すると、この場にいる全員が私につられて笑った。 アクエリアスの笑い声は聞こえないけれど、きっと笑っていると思う。 笑い声が止まった時、自ずと私はクロフォードとテッドさん家族の別れが迫っていることを感じ取った。 「…テッドさん色々ありがとう。じゃあ、行ってくるね」 クロフォードは少し恥ずかしそうに目を逸らす。 「ああ、気をつけてな。何かあったら、いつでも帰って来い」 テッドさんが優しくクロフォードの頭に手を置いた。 その光景から目を逸らす。 私が泣いてしまったら、ダメだと思ったからだ。 しんみりさせてはいけない。 クロフォードとテッドさんには笑顔で別れて欲しいから… 「うん。またねテッドさん」 クロフォードがテッドさんたちに背を向けて私たちの方を見上げた。 「さあ、行こうぜ」 クロフォードの決意の表情に私は笑みを浮かべて頷く。 そして、私はテッドさん家族に軽く会釈をして、更に手を振った。 それから、ブルーとクロフォードと一緒にテッドさんの家から離れていく。
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