六丁目の角で

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しばらくして店で飲んでいる時に、話が盛り上がって、今度はアフターしよう、という事になった。日程を調整して日にちを決めた。店は、女の子が電車で帰れる時間に終わるので、タクシーで帰る事を覚悟すればOKだった。 「松岡さんも一緒に行っても良いですか?」 夜遅くなるので、一人は心細かったと見える。 「もちろん。」 「良かった。」 その日は、敢えて遅い時間に入って、閉店の時間までいた。客が一組、また一組とはけて行くのを初めて眺めた。こんな風に閉店するんだ。 いつものように店の入り口で、山野さんにアシストして貰いながらジャケットを着る時に、「片付けがあるので、外で待っていて下さい。」と言われたので、ビルの下で待つ事にした。
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