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その夜、どれ程の涙が
流れたか知れない。
好きだった!好きだった!
大好きだった、今も大好きな総司、
諦める術が見つからない、
もう朝なんか世界に
やって来なければいいんだ、
みんな消えてなくなればいい!
夜明けが来ても眠れない、
そんな日が二、三日は過ぎた。
けれど残酷に日常は流れ、
残酷に友人達は集いに誘う。
誘われて断れない・・・私は
片想いでも総司に逢いたいから。
そして無意識の残酷は続く、
いつもの集まりの総司の隣には
当たり前のように
人魚のような彼女・・・。
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