第一章

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蒼汰「行ってきまーす!」 璃子「行ってきます..」 蒼汰はすぐさま走り出す 璃子「蒼汰!一緒に行かないのー?!」 蒼汰「今日、日直ーー!」 にっとした笑顔を振りまくと ひらひらさせた手で走って行く そんな後ろ姿を見つめながら赤く頬を染めた…  高3の私は 小6の時から誰にも言えない秘密がある  それは……    実の弟、 久喜蒼汰に恋をしている  いつからだろう こんなにも 好きになってしまったのは  相変わらず 私だけ   狂っている ふと、春空を見上げた…
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