五年が経って。。

三人旅行

「ーー私ね、今これを見に行きたいんだ。」

輝く程のまぶしい笑顔で、スマホの画面を私に見せたのは、翔子さんだ。
そこに写っているのは、幻想的な異空間。
洞窟のようなものが青白く照らされている。。

「キレイ！」

私も翔子さんのスマホ画面を、ジッと眺める。

「そんなとこ行ったらキレイだろうなぁ」

「一緒に行く？？」

翔子さんが誘った。

「うん。行く」

「あ、じゃ私もーー」

亜果利ちゃんもそれに便乗して行く、と言っていた。。

「ーーじゃ、いつにする？」

そんなありふれた会話はトントン拍子に進んでいった。
翔子さんを筆頭にして。。