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再開
それから一週間。
亜果利さんは仕事に来なかった。。
翔子さんと頻繁に合うようになる。
「そう言えば、亜果利さん体調悪いって言ってたけど、大丈夫なんですかね?」
いつも亜果利さんの愚痴など、聞いていた翔子さんに聞いた。
「ーー大丈夫、だと思うよ!」
今思えば、その時の翔子さんの顔は、曇っていた様な気がする。
いつもの明るい笑顔ではなくなったようなーー。。
それから、何となく亜果利さんの体調の件に触れられずにいた。
月日は流れ、一週間が立った頃。
亜果利さんが仕事に来ていた。
「ーーお久しぶりです。体調はもう大丈夫なんですか?」
「 ーーあんまり良くはないかな?季節の変わり目だから。。」
そんな風に言っていた。
今にして思えば、それは亜果利さんの優しい嘘。。
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