幸せ

協力

「おはよーあいき！今日寒くね？」

「もう冬だしなー」

「おー、ふたりとも早くね？」

「お、おはよー宇野」

「俺はー？あいきー」

「おー、おはよ。てかさ、今日どこ行くんだよ。陽介」

「富士急」

「あー…だからこんな早いのね…」

「まだ朝の5時だよ…」

「まーまーまー、とりあえず電車乗ろうぜ！」

今日はあいきが宇野ちゃんに告白する日

頑張って盛り上げないとな！

「てかさー、男四人で富士急とかやばくない？普通女子とイチャつくために行くところでしょー」

「男四人だからこそ楽しいかもしれないじゃん？」

「なにそれうけるー」

「あいきも会話混ざりなよー」

「眠い」

「うい」

「…仲良いよな、お前ら」

やべ、宇野ちゃんに嫉妬させちゃったかな…

「……協力、してくれるんだよな？陽介」

「え？あ、あぁ、もちろん！」

「…よかったー！いや俺さ、今日告白しようと思ってんだよ。だから陽介にも協力してほしくてさー」

「あー…うん、もちろん…協力するに決まってんじゃん！」

「ありがとー、陽介」

「…今日告白するの？」

「え、あー大地には言ってなかったっけ。今日告白するから、色々とよろしくなー大地」

「…うん」