ユメノツヅキ

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「ねぇ。覚えてる?」 突然話しかけられた。それも知らない人に。 「あーっと…すみません。どちら様でしょうか?」 決して悪いことややましいことをしたわけではないが思わず慌ててしまう。 「やっぱり…覚えてないか。」 そう言って立ち去る知らない人。 一体なんだったのだろうか。 その後電車に乗ってから仕事をして帰宅するまで頭から離れなかった。 「不思議だな…妙に気になる。」 知らない人なのに忘れられない人。 誰なのか。 「名前くらい聞けばよかったな。」
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