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カシュッ
やることを全て済ませてビールをあける。
この一杯のために仕事をしていると言ってもいい。
「あ。」
そこでふと思い出した。
久々に飲みに出た先週の金曜日。
「そういやあの時飲み過ぎたんだよなぁ…」
ついついハメを外してしまい曖昧な記憶しかなかったあの日。
どうやって帰ってきたのかすらわからない。
「あのときか」
今思うとなんとなく見覚えがあったような気がした。
ただ『気がした』だけかもしれないが。
なんとなくスッキリしないが限界だ。
カラになった缶を片付ける。
落ちてくる瞼には逆らえず全て解決したことにし床についた。
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